マルチプロダクト黎明期!事業間のシナジー紡ぐ共通基盤アプリケーションの野望

こんにちは!株式会社ニーリーのプラットフォーム開発チームでエンジニアをしている松村です。今年はきちんと秋が来て散歩もはかどる季節となりましたね。秋刀魚も無事に食べられて喜ばしい限りです。

さて今回は「#ニーリー開発組織の野望」シリーズ第5弾、プラットフォーム開発のターンです。CTO三宅の記事にもあった通り、今のニーリーにはマルチプロダクト化の波が押し寄せています。この記事ではそんなマルチプロダクト時代の始まりにおける共通基盤アプリケーション開発が持つ魅力をお話しできればなと思います。

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プラットフォーム開発の黎明期からマルチプロダクト黎明期へ

思い出してみると、自分の入社エントリー記事にも「黎明」という言葉を使いました。この言葉は何かが始まる時のカオスさ・ダイナミックさを感じられる気がして好きです。夜明けが始まりに例えられるなんていうちょっとした厨二っぽさもあるのもいいですよね(笑)。

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あの時からのアップデートは「プラットフォーム開発の黎明期」から「マルチプロダクト黎明期」へまた一つフェイズが進んだことだと思います。

入社エントリーを書いた頃というのは、ニーリーの主軸となっていた駐車場のオンライン契約・顧客管理SaaS「Park Direct(パークダイレクト)」と並び立つように法人車両用駐車場管理サービス「Park Direct for Business」が伸び始めていたという時期でした。ニーリーが提供するサービスが二つになり、両者の連携を考える際にそれを実現する共通基盤アプリケーションが生まれ始めるかもしれないというタイミングだったと思います。

あれから約1年、今のニーリーはさらに新たなプロダクト・ビジネスを続々と立ち上げ、複数サービスのシナジーによる複合的な成長を目指していこうというフェーズに立っています。サービス間のシナジーを生むためにはプロダクト間の連携が必須であり、それを支えるのは複数のプロダクトに跨って機能を提供する共通基盤アプリケーションです。マルチプロダクト化が始まり、共通基盤アプリケーションへの需要は「生まれるかもしれないもの」から「事業成長に不可欠なコアコンポーネント」へと高まったと言えます。

BtoB/BtoC企業における共通基盤アプリケーション

マルチプロダクト化を進めるにあたって共通基盤アプリケーションを準備することがなぜ必要なのか。その答えの一つは「プロダクト間でのシナジーを生み出す上で統一された顧客体験の提供は重要である」という点だと思います。ここで面白いのは、ニーリーは BtoB/BtoC なサービスを展開する企業であり、この価値提供が二つの領域それぞれで大切になってくるというところです。

BtoBの導入数を増やしていく上ではやはり複数のサービスをセットで導入していただきたいわけですが、その上でサービス横断で統合された管理画面・決済手段があることは大きなセールスポイントになり得ます。

また、ニーリーの場合はPark DirectだけでもtoCがありますし、今後BtoCのサービスはどんどん増えていくので、サービス間で相互流入を狙っていくためには会員アカウントの共通化や個人情報の自動入力といったシームレスな顧客体験が必要になってきます。共通ポイントなど他サービスへの送客の起点になるような仕組みを作るのも共通基盤のお仕事です。

BtoB / BtoC という異なった領域の顧客を整理しながら共通基盤を構築していくという、二つの領域を一緒に扱う企業ならではの面白い課題に私たちはこれからチャレンジしていくことになります。

共通基盤 for 特定領域プラットフォームという面白さ

マルチプロダクト化において共通基盤アプリケーションが果たす役割はこれだけではありません。もう一つ重要な役割として顧客データの蓄積・連携の実現があります。

特筆すべきなのは、ニーリーの持つ顧客データ基盤は自動車ユーザーや不動産管理会社といった特定の属性を持つユーザーに特化しているという点です。顧客基盤を通してその属性ならではのデータを蓄積させることができます。toC領域でいえば、借りている駐車場やその駐車場を利用している車など「誰が・どこで・どんな車に乗っているのか」といったデータを扱うことができます。toB 領域についても、各不動産管理会社が所有する駐車場といったデータを持っています。賃貸物件などとは違って月極駐車場には電子化されたデータベースというものがなく、これは大きな競争力になり得ます。

特定の属性に特化した顧客基盤を持っているということは、そのターゲットに対して新たなサービス・ビジネスを展開できるということです。ニーリーは日本で最も多くの自動車ユーザーにアクセスできる企業になっていくでしょう。私たちは駐車場管理のサービスから始めて連鎖的に事業を立ち上げ、自動車ユーザーを取り巻くモビリティプラットフォームになっていくことを志しています。その中で、サービスの提供を通じて得られるモビリティ領域特有の情報を連携させ、マルチプロダクト間で新たなシナジーを生み出し、モビリティプラットフォーム全体を支える礎となっていくことは共通基盤に求められる重要なミッションです。

ニーリーにおける共通基盤アプリケーションはマルチプロダクト間で共通する機能を単にモジュール化したものに留まらないはずです。ビジネスの「できない」を「できる」にして事業成長をダイレクトに後押しするドライバーにしていきたいという野望があります。

三宅の記事の中にニーリーを「全員事業家」にしていきたいという言葉がありました。共通基盤という顧客に直接提供されないアプリケーションを開発するチームであっても、あらたなビジネスの可能性を生み出していく「事業家」でありたいなと僕は思っています。

「共通基盤アプリケーションの立ち上げ期」というチャンス

そんな野望を秘めたニーリーの共通基盤アプリケーション開発もいまはまだスタートラインです。これって実はすごく貴重なタイミングで、なかなかできない経験を積めるチャンスだと思います。

共通基盤アプリケーションというのはアーリーフェーズだと「まだいらない」ですし、レイターになると「既にある」ものです。この領域において新しいものを作っていく経験というのは特定の数年にそこに居合わせないとできないことです。

実際、自分は前職でも共通基盤アプリケーションに関わる仕事をしていましたが、そこで扱っていたのはやはり既に成熟しているプロダクトでした。ミッションクリティカルなアプリケーションの運用・改善という経験を通して数多くのことを学ぶことができましたが、新しいものを開発する機会はあまりない環境でした。

こうした中、共通基盤の中心部をつくる仕事に関われる機会というのは本当にレアなのではないかと思います。ログインや決済処理などのコアな機能やアカウント・トランザクション管理などの重要なモデル、さらには共通基盤のアーキテクチャや開発方針などをゼロイチで作る経験はとても貴重です。

また、この規模の会社が共通基盤アプリケーションを開発するというのもそこまでないケースだと思います。大きな会社の成熟した基盤機能ともなれば影響範囲も大きく意思決定も大変です。そうした会社と比較するとニーリーはまだ小さな会社であり、会社の文化も手伝って意思決定が素早く進みます。すでに成熟した、規模の大きい基盤開発に携わった経験は貴重だったと僕自身思っていますが、一方で基盤アプリケーション領域で様々なチャレンジを短いスパンで数多くこなせるという珍しい魅力がニーリーにはあると思います。

ニーリー共通基盤開発の現在地

いまの共通基盤開発についてですが、まず第一歩目としてtoC会員基盤の構築を目指しています。データの蓄積もサービス間の連携もアカウントの概念を軸として行われていくので、やはり会員基盤というのは共通基盤アプリケーションの中でも重要です。

単に新たなアカウント基盤を作ればいい話かというとそうではありません。既に存在するサービスとどのように管理を統合させていくかが重要になってきます。特にPark Directはグロースして機能が増えるなか toC顧客の概念が独自の発展を遂げてきました。既存の概念との整合性を取りながら新たな会員基盤へ管理を移していくのはチャレンジングな課題で、顧客モデルの整備についてはアーキテクチャチームの協力のもと準備が進んでいます。

また、これから急速に増えていくであろうアプリケーション群をどう管理していくかについても方針を整備しています。共通基盤アプリケーション全体のインフラ構成や、監視やセキュリティなどサービスインに必要な最低限の要素をどう整えていくかなどについてSREチームの助けも借りながら検討しています。

様々なチームで連携しつつ、本格化する共通基盤開発に向けて今まさに土台づくりを進めているというのがニーリー共通基盤開発の現在地です。

仲間を募集してます!

さて、ここまでニーリーのマルチプロダクト黎明期における共通基盤アプリケーション開発についていろいろお話させていただきました。すごくワクワクする話だと思いませんか?僕自身これからの共通基盤の発展にとてもワクワクしていて、それが少しでも伝わったのなら嬉しいです。

一方で、やりたいことが沢山あって仲間もまだまだ欲しい状況です。面白さを感じていただけた方、一緒にこの共通基盤を大きく成長させていきませんか?まずはカジュアルにお話させていただけるだけでもすごく嬉しいです。ぜひぜひ松村やチームのマネージャーの菊地までお声がけください。お待ちしています!

▼カジュアル面談はこちらから!

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