
こんにちは!ニーリーでPdMをしている阿部です。
7月7日に開催された「Japan SEO Conference」に参加してきました!
ニーリーが運営するパークダイレクトは、月極駐車場をオンラインで検索・契約できるサービスで、自然検索はとても重要な集客チャネルの1つです。
検索体験がAIによって大きく変わっていく中で、最新の動向をキャッチアップしたいと考え、札幌から東京に出張してきました✈️ (7月の東京の暑さにやられるかな…と内心ビビっていたのですが、思いのほか涼しくて一安心。まずは天気に恵まれました笑)
この記事では、イベントの概要と、印象に残ったセッションの内容を紹介します。
Japan SEO Conferenceとは
東京でリアル開催された、Faber Company社が主催する、SEO・GEOに特化したカンファレンスです。
有料イベントですが、500名規模と日本国内では最大のSEOのカンファレンスになります。会場に到着した時には既にほぼ満席でした・・(すごい)

SEOのオフラインイベントに参加するのは初めてだったのですが、普段SNSで見ている方々から、直接話を聞けるのを楽しみに臨みました!
セッションは終日たっぷり。ここでは特に印象に残った3つのセッションについて記載してみます。 ※ 全て素敵な内容だったのですが、非公開のセッションもあり絞って記載します。
印象に残ったセッション
① 生成AIで検索体験はどう変わるのか?企業・ブランドの対応状況は?

AI検索の「現在地」を、Google視点・事業会社視点と複数の視点から眺められたセッションでした。
まず改めて確認されたのは、Googleのスタンス。「AI検索に向けて、従来のSEOから特別なことが必要になったわけではない」と打ち出しており、かつこれは基本的には正しいと。
ただ面白いのは、Googleが語っていない部分もあるということ。
Ahrefsなどが客観的に出しているデータとして下記の3点があります。
- ゼロクリック検索が広がっていること
- AI Overview(AIO)の参照元にYouTubeが多いこと
- AIOの引用元が検索上位である割合がここ半年で大きく変動していること
これらもまた、正しい。
このお話を聞いて思ったのは、AI検索においては特に、いま時点で正解だと思っているものが、1年後にはもう正解じゃないケースも頻繁に起きうるということ。「時間軸」を意識して施策の優先度判断や、分析・改善を回し続けることが重要だと改めて思いました。
加えて参考になったのが、事業会社の視点で、現状分析をどう行い、投資対効果をどう判断していくかという話です。具体的には、AI経由の流入シェアを可視化したり、狙うキーワードやプロンプトでどう表示・言及されているかをモニタリングしたり。そのうえで、どんな仮説を立て、どのくらいの予算感で施策を進めているか——というリアルな話が聞けました。
この判断は、事業会社のPdMとして参考になると同時に「わかる……」と深く共感するところでした。
② GEO/LLMO時代のテクニカルSEO最前線

実際に普段手を動かしながらSEO業務に従事されている登壇者のみなさんの、テクニカルの現在地がぎゅっと詰まったセッション。
印象的だったのは、「巷で言われている情報は、本当に確からしいのか?」を定量データで検証している登壇者のみなさんの姿勢です。
たとえばLLMボットのアクセス状況。llms.txtを見に来ているか、sitemapはちゃんと読まれているか、robots.txtは正しく効いているか。こういったことを実データで確かめていく。そうして初めて「これは本当にやるべき施策なのか」の解像度が上がるんだな、と。“みんなが言っているから”ではなく、自分たちのデータで確かめる。当たり前ではあるものの徹底的に実施されている姿勢に、背筋が伸びました。
もう一つ面白かったのが、国内外の違い。海外カンファレンスではテクニカル施策よりも、PRをどう強化するかに重心があるそうです。AIがクエリファンアウトも含めていろんな情報を参照して回答を返す時代。ブランディングの重要性がより増している、という共通見解を持たれている印象を持ちました(AI関係なくずっと重要な話でもありますが...笑)。
③ UCPでECはどう変わる?エージェンティックコマースへの備え

AIエージェントが購買まで担うようになったら、EC・検索はどう変わるのか。少し先の未来を扱いつつ、地に足のついた議論だったのが良かったです。
前提として、エージェントが購買を代行するための仕組みは整ってきています。ACP(Agentic Commerce Protocol)やUCP(Universal Commerce Protocol)といったプロトコルが登場し、技術的なお膳立ては着々と進行中。そのなかで「じゃあ実際どこまで置き換わるの?」という議論も行われていました。
特に考えさせられたのが、「その商材は、本当にエージェント経由で買いたいものなのか?」を一度立ち止まって考える必要があるという点。日常的に買うものなら、Amazonの定期購入のような仕組みが既にある。そこをあえてエージェント経由で買うのか。逆に、テスラのような高額な買い物を、エージェントに任せて決済したいと思うのか。
そのうえで、どのくらいのスピードで浸透するのか、時間軸の見立てを持っておく大事さ。「1000回モノを買うとして、そのうち何回が、どのくらいの時間でエージェント経由に置き換わるのか」。この見立てがあって初めて、施策の優先度に反映できる。今すぐ全力投資なのか、備えつつ様子見なのか——その判断につながる話が印象的でした。
社内でのシェア会
「参加して終わり」にしないため、チーム内でイベントで話されていたことをシェア・ディスカッションする会を実施しました。

カンファレンスで言及されていた内容が実際の社内データと相違ないかを確認したり、AI検索の広がりを見据えて「パークダイレクトならこういうこともできるのでは?」と施策案出しにつながったりと、実際の施策や優先度の判断にまで結びついていく手応えがありました。
最後に
事業会社の視点だと、AI時代のSEOは「何かやらなくて大丈夫なのか?」とどうしても不安になりがちな領域だと思っています。
そんな中で、最新の事実や各社の考え方・向き合い方を自分の中に持ち帰れたのは、本当に価値がありました。参加して良かった、と心から思えるカンファレンスでした!
登壇者のみなさん、運営のみなさん、現地で話してくださったみなさん、ありがとうございました!



































