Autifyのコミュニティイベントで「Autify導入からこれまでの歩み」について登壇してきました!

こんにちは、QAチームの関井(@ysekii_)です。

今回は、3月27日に開催されたAutifyコミュニティイベントに参加・発表してきたので、そのレポートをお届けしたいと思います。

Autifyコミュニティイベントとは

オーティファイ株式会社が提供するノーコード自動テストプラットフォームのAutifyを利用している企業を対象にしたオフラインコミュニティイベントです。

昨年末にも開催されていたようで、今後も定期的に開催されるとのことでした。 毎回トークテーマが変わるようですが、今回のトークテーマは、

「どのようにAutifyでテスト自動化を実現してきたか - Autify導入からこれまでの歩み -」

ということで、Autifyユーザー3社から、導入当初の目標や抱えていた課題に対してどのようにアプローチしてきたかなどをLT形式で発表されました。

タイムテーブル

  • 19:00:イベント開始
  • 19:00~19:10:オープニング(会場案内、イベント説明等)
  • 19:10~19:20:ニーリー 関井(LT 7~10分 Q&Aも含む)
  • 19:20~19:30:株式会社レコチョク 清崎さん(LT 7~10分 Q&Aも含む)
  • 19:30~19:40:株式会社カインズ 田村さん(LT 7~10分 Q&Aも含む)
  • 19:40~20:30:交流会
  • 20:30:クローズ

各社LT

トップバッターは自分に

実は、発表順は事前に伝えられておらず、当日会場に入ったタイミングで一番目の発表を言い渡されました笑 (最初であれば流れを自由に作れるので、意外と楽だったりはします)

今回の発表タイトルは「Autify活用による高頻度リリースの実現」ということで、ニーリーでのAutifyの歴史を語りつつ、最終的には高頻度リリースに対して大きく貢献してもらったという内容でお話しました。

発表に10分フルに使ってしまいQ&Aの時間が残っていないかなと思ったのですが、スケジュールが前倒しで進んでいたこともあり、たくさんの質問をいただけました(司会の方に感謝!)

speakerdeck.com

株式会社レコチョク 清崎さん

レコチョクの清崎さんの発表では、Autifyの利用に向いているテストと向いていないテストの整理をきちんとされているのが印象的でした。 音楽や動画を扱っているサービス特有の、人の感性が求められる部分では手動でのテストが必要になるという点は納得感がありました。

株式会社カインズ 田村さん

カインズ田村さんの発表では、テスト自動化の前に目的やスコープの整理をしっかりとされているのが印象的でした。 当たり前のことかもしれませんが、施策の実施やツール導入の際には目的や想定される効果などを整理した上で実行することで、「やっぱり違った」みたいなことが減ると思うので、ちゃんと忘れないようにしたいですね。

また、両社に共通したこととして、スモールスタートでテスト自動化を行ったという点がありました。 Autifyを導入したタイミングではまだ私は入社していなかったため、ニーリーでの当時の状況はわかりませんが、ニーリーでも最初は担当者1人で細々とリグレッションテストの自動化を行っていたらしいので、そういう意味ではスモールスタートだったのかもしれません。 成功するか失敗するか見えていない状況で、一気にテスト自動化を進めるというのはリスクも高いと思うので、スモールスタートで始めて、徐々に仲間を増やしたり、規模を大きくしていくのがいいのだろうと思います。

Autifyユーザーとの情報交換

LTのあとは交流会の時間がありました。参加されている方はみなさんAutifyユーザーなので、Autifyで困っていることなどを共有・議論したり、Autifyスタッフの方も参加されていたのでその場で要望を伝えたりと有意義に過ごすことができたと思います。

お話を伺っていると、どのくらいAutifyのシナリオを作ったらいいかという点は多くの企業が悩んでおり、ニーリーでも同様の課題感を持っています。 各社状況が異なるので、一概にこのくらい作ったらいいという基準はないと思いますが、ニーリーとしてはインシデントに繋がりそうなバグは防げるくらいという基準を設定しています。 これが正解かはわかりませんが、シナリオを作りすぎてもメンテナンスが大変になるため、自動テストの効果とメンテナンスコストのバランスを考えて基準を設定したらいいのではないかと考えています。

交流会の時間としては1時間弱くらいだったと思いますが、参加人数も多かったこと*1もあり、当日お話できなかった方も多くいたのが心残りでした。

参加してみての感想

コロナ禍以降、オフラインイベントが増えたこともありなかなかオフラインイベントに参加できていなかったのですが、今回久しぶりに参加してみてオフラインならではの良さを感じました。

特に、懇親会や交流会はオフラインでないと出来ないものだと思いますので、今後はつながりを作るためにも定期的にオフラインイベントに参加していきたいと思います。

*1:正確な人数は把握していませんが、30名くらいは参加されていたと思います