モビリティSaaSの会社って何?ニーリーで1年半長期インターン生として働いてみて【長期インターン体験記】

はじめに

こんにちは!サクセスエンジニアリングチーム インターンの齋藤仁です。🙇‍♂️

今回の記事は、私がニーリーでの1年半のインターンとしての就業を終えるため、インターン体験記を書かせていただきます。

自己紹介☘️

  • 大学4年生
  • 専攻は英語英米文学
  • プログラミング歴は3年弱
  • 2022年10月にニーリー入社

インターンをすることになった経緯🚗

大学3年生の2022年夏、エンジニアとして就職活動を控えていたものの、学生同士や個人での開発でしかプログラミング経験がなく自信がなかった私は、エンジニアとして就業する経験を積みたいと思いWantedlyで会社を探す中でニーリーに初めて出会いました。

ニーリーはPark DirectというモビリティSaaSを提供する企業ですが、それまでモビリティSaaSについての知見は全く持っていませんでした。しかしその業界シェアの高さから考えられる社会的インパクトに加え、会社が拡大中で過渡期の状況であることにとても興味を惹きつけられ、CTOの三宅さんに仕事をお願いしたいと直接言われたことで、この会社で頑張りたいと思い入社を決めました。

実際の業務💻

私はインターン生としてサクセスエンジニアリングチーム(当時はEUCチームという名前でした)に配属になり、以下の業務を主に担当しました。

  • Amazon Connectを使用したコンタクトセンターの開発・運用📞
  • 社内ツールの開発・運用💬
  • ホームページとLPの開発・運用🌐

サクセスエンジニアリングチームに関しては、弊社のnoteをご覧ください!(ぜひスキもお願いします❤️‍🔥)

note.nealle.com

Amazon Connectを使用したコンタクトセンターの開発・運用📞

インターンの中で私が一番時間をかけて、最もサクセスエンジニアリングチームで先頭に立って進めることができた業務がAmazon Connectを使用したコンタクトセンターの開発・運用でした。Amazon ConnectとはAWSが提供するクラウド型コンタクトセンターサービスで、駐車場を借りている人・貸している人からの電話を受けたり、反対にニーリーから電話をかけたりする業務を一括で担っています。

電話をかけてきた人がいくつかのステップを踏んでオペレーターにつながるまでの流れを”フロー”として管理しているのですが、そのフローの新規開発や既存フローの編集を主に担当していました。今年は架電側の業務にも多く携わり、フローの開発だけでなくBaseMachinaを利用して開発以外のメンバーも任意のタイミングで架電できるように業務の引き継ぎなどを行いました。顧客とニーリーを繋げる窓口としてサービス全体に響いてしまう箇所なので、そこでシステムに詳しい人間になって、実際にサービスを使うビジネス側の部署の方々と会話を重ねて運用ができたことはとても印象的です。

Amazon Connectのフロー

社内ツールの開発・運用💬

ビジネス側の方が使う社内ツールの開発と運用にも多く携わり、その中でも特に印象深いのはAmazon Connectで構築したコールセンターに待ち顧客が発生している場合にLambdaを用いてSlackに通知するツールの開発です。入社してまだ2ヶ月ほどでしたが、ビジネス側の方々と議論をさせてもらったり、SREチームの方にAWSのサポートをしてもらいながら開発を行いました。

待ち状態になっていることを担当のチームにメンション

現在も運用しており、自分の開発したツールが業務効率化に直接寄与できたことを、社内懇親会などで直接お話を伺った際に実感し、非常に嬉しかったです。 また、チームとしてビジネス側の課題を吸い上げ、それを技術領域に捉われることなくエンジニアリングで解決していくという、サービスのグロースを地道に達成していく経験を積めてとてもよかったです。

ホームページとLPの開発・運用🌐

入社してすぐは、ホームページとLPの開発や運用に携わっていました。その中でも入社して5ヶ月ほどで、管理を委託していたコーポレートサイト(https://nealle.com/)を内製化するプロジェクトに携わったことはとても印象的な業務です。

nealle.comのトップページ

移管の準備から委託先のエンジニアの方と会話しながら実際にサイトを移管し、さらには存在しなかったSTG環境の構築まで携わり、とても多くの経験を積むことができました。学生の開発では経験できない、社外との連携が必要で、会社全体に影響するプロジェクトで、さらに納期があるなどの条件でお仕事ができたのは貴重な経験でした。また、私主導でサイトのコンテンツ更新のシステムも変更することになり、エンジニアを介さずに広報チームが任意のタイミングでサイトを編集できるようになり業務効率化にもつながりました。

働いてみて得た、大事にしたい考え方

私がニーリーで働いて得た、大事にしたい考え方は以下の3つです。

  • 顧客が欲しいものを作らないこと
  • チームでアウトプットを出すこと
  • 一歩先・次に何が起こるか考えること

顧客が欲しいものを作らないこと🙅‍♂️

これは前述した、入って2ヶ月ほどで社内ツールを開発することになった時のことですが、私はビジネス側の方とのミーティングの時に「こんな機能が欲しくて」「Slackのここにボタンが欲しくて」という話ばかりを聞いてそれを愚直に実装しようとしていました。

そんなことを実装できるわけもなく時間ばかりが過ぎていた頃、CTOの三宅さんに「顧客が欲しいものを作らないこと」と話をいただきました。これは「顧客が欲しいものを作ること」を目的にするのではなく、「顧客の課題を解決すること」を目的にしなさいという話でした。その時に言われたのは、「顧客の欲しいものを作るのがエンジニアではなく、顧客が抱えている課題を解決するために僕らのエンジニアリングのスキルや知識を持って、一番スマートな方法で課題の解決策を提示するのがプロフェッショナルとしてのエンジニアだよ」と言われたことを強く覚えています。

その時から私は「ものづくりをする」人がエンジニアではなく、「エンジニアリングスキルを持って(スマートな解決策のためには使わなくたっていい)課題の解決をする」人がエンジニアなんだと思うようになり、これは私の根幹になる考え方になりました。

チームでアウトプットを出すこと🤝

これは私が所属するサクセスエンジニアリングチームの一員として、さらにニーリーの一員として働く中で感じたこととして、ニーリーには、常に相手にリスペクトの心を持っているけど、仕事に熱量を持っていて、言うべきことはしっかり言う。そんな方が多い気がしました。その根幹にあるのは、私たち一人一人がニーリーという会社で一丸となって事業の成長に繋がっているという意識ではないかと思いました。

チームリーダーである中村さんは、チームに対して「僕から何か言ってそれをそのまま実行したり、アサインしたタスクをそのまま何も考えずに取り組むのではなく、一緒に議論して、一緒に考えて欲しい」とよく話をしています。これが私にとってはすごくありがたく、このおかげでインターン生ながらもチームで同じ目線に立ってタスクの進め方やそもそもタスクをやる意義について意見を常に挙げ続けることができました。さらにはタスクの進め方や詰まってしまった時の相談もチームでアウトプットを出すために必要なことだと感じるようになり、その重要性を強く意識するようになりました。

一歩先・次に何が起こるか考えること🧐

これは私が仕事している中で感じていて、今でも足りないなと日々思い続けていることです。それは、「一歩先・次に何が起こるか考えること」。例えば、誰かにメッセージを送るにしても送られた相手はどう思うだろうか?そういったことを考えることです。中村さんは「相手に何かを伝えるということは、相手に何かアクションを起こしてもらいたいとき。じゃあ相手がそのアクションを迷わず起こしてくれるようにどう導けるかというものを考える必要があって、そうなると自分のアクションについて考える必要がある」という話をしていただきました。

レビューをお願いする時にも、じゃあこの人はこの後何をするだろうか?何か足りない情報があって質問してくるだろうか?という考えをいつも巡らせ、相手の立場に立って考えてみることの重要さや、コミュニケーションの取り方を改めて考える機会になりました。これは自分が作業する際にも同様で、常にタスクを分解して、何が終わっていて、終わっていなくて、次に何をする必要があるのか、そんな頭の使い方を少しづつできるようになりました。

最後に🙇‍♂️

ニーリーでは、事業の成長に繋がることをとにかくやっていました。そんな環境では、自分のやっていることや自分にできることが事業に繋がっていると思える瞬間が多くありました。とても楽しかったです。

私を採用してくれて、たくさんの学びを得ることができたこの会社には恩しかありません。ニーリーでインターンをしなければ、ニーリーで働く方々から数々の言葉をもらうことも、自分がどんなエンジニアで、どんな人間でいたいのかをここまで考えることもできなかったと思います。

またどこかで何か一緒にやりたいです。1年半もの間、大変お世話になりました。次のステージでも頑張ります💪

ニーリーのことが気になったらぜひカジュアル面談へ〜!サクセスエンジニアリングチームでぜひ事業成長をエンジニアリングで加速させていきましょう❤️‍🔥

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