こんにちはSREチームの宮後(@miya10kei)です。
最近、Keychron K2 HEが届いて天然木のぬくもりを感じています⌨️🌲
気づいたら1ヶ月ほど経ってしまいましたが、2025年1月26日に開催された「SRE Kaigi 2025」で登壇させていただいたので簡単ですがレポートを書きたいと思います。
セッション内容について
今回は「SRE、開発、QAが協業して挑んだリリースプロセス改革」というタイトルで登壇いしました。スライドを抜粋しながら簡単に内容を紹介させていただきます。 speakerdeck.com
課題
弊社では2022年頃に「デプロイ頻度の低さ」と「変更障害率の高さ」という2つの課題がありました。プロダクトをグロースさせていく上で高頻度に安定したリリースをしていくことは重要なため、開発から運用までを含めたリリースプロセスの改革をはじめました。
取り組み
セッションでは改革のアプローチとして以下7つの取組みを紹介いたしました。 今回は3つほど抜粋して簡単に紹介させていただきます。
Feature環境の導入
弊社ではFeature環境と称してPull Request単位で作成可能な専用環境を導入しています。 共有の開発環境へのマージ前にクラウド上で検証やテストができるため、リリースまでのサイクルタイムの改善に大きく寄与しています。また、この後に紹介するパラレルテストを実施する上でも不可欠なものとなっています。
Feature環境については以下テックブログでも紹介しているので、ご興味を持たれた方はこちらもご覧ください。
nealle-dev.hatenablog.com nealle-dev.hatenablog.com
パラレルテストの導入
前述のFeature環境を使い、パラレルテストと称して開発者によるスクリプトテストとQAによる探索的テストを並列に実施するようにしました。 従来のプロセスでは各所で待ち時間が発生し、リリースまでのサイクルタイムを増加させる要因となっていましたが、パラレルテストを導入することでより効率的な開発プロセスになったと思います。
弊社QAの取り組みについては以下のNote記事でも紹介しているのでぜひご覧ください。 note.nealle.com
リリーストグルの運用改善
弊社でもリリーストグルを積極的に活用していますが、リリーストグル運用あるあるの課題に直面していました。BIツールのRedashを使ってリリーストグルの状態の可視化やアラートなどをおこなっているので、同じような課題に直面されていれば参考にしてみてください。
リリーストグルの運用についても以下テックブログで紹介しています!
効果
2022年 ~ 2024年にかけて継続して取り組み、現在は高頻度で安定したリリースをおこなえるようになりました🙌
さいごに
本セッションでは多くの方にお越しいただき、Ask the Speakerでもたくさんのご質問をいただけました。近日、こちらの「SRE Kaigi 公式YouTubeチャンネル」にアーカイブ動画があがるようなので、興味をもっていただけたらぜひご視聴いただければと思います。
(3/10 追記)
本日公開されたので貼っておきます!
さいごにSRE Kaigi 2025の運営の方々に感謝をお伝えして終わりたいと思います。
ありがとうございました!!!